4月 12 2008
こけら葺
こけらぶき
杮葺(こけらぶき)とは、屋根葺手法の一つで、木材の薄板を用いて施工する。板葺(いたぶき)の代名詞にも使われる。
日本古来から伝わる伝統的手法で、多くの文化財の屋根で見ることができる。
広義では板葺の一種であり、板葺は板の厚さにより以下の種類がある。
杮葺(こけらぶき)
最も薄い板(杮板)を用いる。板厚は2~3ミリメートル。
木賊葺(とくさぶき)
杮板よりも厚い板(木賊板)を用いる。板厚は4~7ミリメートル。
栩葺(とちぶき)
最も厚い板(栩板)を用いる。板厚は1~3センチメートル。
法隆寺金堂の裳階だけに見られる厚い木片を互い違いに重ねた板屋根は、大和葺(やまとぶき)と呼ばれる。
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