4月 14 2008

Published by admin at 4:14 AM under 不動産用語集つ行

つぼ

尺貫法による面積の単位。現在は一辺が6尺(1間)の正方形の面積と定義されており、それは約3.3平方メートルに相当する。

同じ面積を歩(ぶ)とも言う。これは中国で生まれたもので、歩の別名として坪という名称ができたものである。一般には、耕地・林野の面積には歩が、家屋・敷地の面積には坪が使われていた。

古代中国の周代に、歩幅2歩分(右足を踏み出し、次に左足を踏み出した時の、起点から踏み出した左足までの長さ)を「歩」という長さの単位(身体尺)とした。その歩を一辺とする正方形の面積のことも「歩」と呼んだのが面積の単位「歩」の始まりである。このときの1歩(面積)は現在の歩よりも小さな面積であったが、後に6尺四方の面積と定められた。明治時代に1尺=(10/33)メートルと定められたので、1坪=(10/33×6)2=約3.305785平方メートルとなる。

坪または歩は、尺貫法における面積の基本単位となっている。坪の倍数単位には以下のものがある。
合 — 1合 = 0.1坪
勺 — 1勺 = 0.1合
畝 — 1畝 = 30坪 = 約99.174平方メートル = 約1アール(a)
反(段) — 1反 = 10畝 = 約991.74平方メートル = 約10アール
町(町歩) — 1町 = 10反 = 約9917.4平方メートル = 約1ヘクタール(ha)

畝・反・町の値は1アール・10アール・1ヘクタールの値に非常に近いので、面積の単位についてはメートル法への移行はスムーズに行われた。ただし、坪(歩)だけはメートル法できりの良い数字で表すことができない。そのため、不動産登記の表記においては、メートル法による面積に坪を併記して良いこととされている。また、1坪の面積は一般的に2畳の広さにあたる。

坪は日本で生まれた単位であるが、かつて日本に併合されたことのある韓国や台湾でも使用されている。台湾では、1945年に国民政府が、一部の政府文書を除き坪に変えて平方メートルを使用すると宣言したが、民間では今でも広く使用されている。韓国では1961年の計量法施行によって、公式にはメートル法に移行しているが、土地・建物の売買には坪を用いる実態があったため、2007年7月施行の改定計量法によって、使用すると罰金が課せられるようになっている。台湾・韓国とも坪の面積は日本と同じである。

[source by wikipedia]

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